カロートって何語ですか?
こんにちは。
先日墓所を検討されているお客様から、こんな質問をいただきました。
「カロートって何語ですか?」
カロートとは墓石の下に設けられた納骨スペースを指す言葉です。
今まで当たり前のように使ってきた言葉だったので疑問に思った事がありませんでした。
しかし、改めて聞かれると分かりません・・・
そのお客様には「発音は英語のような感じがしますね。」とお答えしまし、後からgoogle翻訳でカロートと調べてみました。
するとCarrotという結果。
なるほど、英語ではそう書くのですね・・・
ん?ちょっと待ってください。
Carrotはキャロット、つまり、人参を表す単語です。
そんなはずはありません。
もう少し調べてみると、すぐに別の答えが見つかりました。
カロートとは唐櫃(からびつ)が変化した言葉のようです。
確かに唐櫃と調べると、からびつ、かろうど、からうと、からと、といった読み方がされているそうで、棺の意味もあるそうです。
つまり、昔は棺としての役割のあった唐櫃を土に埋めてお墓を建てていた為、亡くなった人が土の下に入るための場所=唐櫃だったのが、現在ではお墓の下にお骨を納めるための納骨設備=カロートと呼ばれるようになったのだと思います。
結局、カロートは日本語だったということです。